子供達と奈良へ
今年のハロウィーンは、コロナでイベントも無くなっていたりで、我が家も恒例のお菓子を子供達に配るのはやめようか、と思っていたら‥
前日に長女が次女へLINEで「今年はママからお菓子もらった?」と聞いてきたらしいです。
ハロウィーン当日、今度は次女が私に「今年はお菓子ないの?」と聞いてきました。
「みんな、ハロウィーンのお菓子、欲しいの?」と聞くと
3人とも「そりゃ、欲しいわ」とのこと。
夫は「小学生じゃあるまいし。」と呆れていましたが、長年続けてきたことがなくなるのはやはり寂しいみたいです。
もうハロウィーンは過ぎましたが、今年はクリスマスも兼ねて?子供達の好みを考えて、悩みながらお菓子(珍味の方が良さそうですが)を
選ぶことにしました。
11月3日(火)。文化の日。
前日に次女から「明日、奈良のコスモス寺 般若寺へ行くけど一緒に行く人!」と言ってきました。
仕事の夫を除いて、私と息子がついていくことに。
信楽から峠を越えて京都の宇治田原町、木津川市を通って奈良市へ走るルートは、慣れた次女が運転してくれました。
言い出しっぺの次女が一番支度に時間が掛かり、朝食も食べずに出かけたので、運転しながら「お腹が空いた〜」とぶつぶつ。
般若寺周辺のランチのお店を調べると、少し南下した奈良公園あたりのお店ばかり出てくるので、先にそちらへ向かいました。
ちょうど正倉院展もやっていて紅葉シーズンだからか、駐車場はどこも満車、周辺を彷徨い渋滞でノロノロ。
車窓から五重塔がチラッと見えたので撮ってみましたが失敗でした。
少し離れた、料金が高いモータープールでしたが空いていたので、停めて歩くことになりました。
数日前に台所の汚水桝を掃除したりジムの運動で、お尻や太もも裏の筋肉を痛めてしまっていたので、長く歩くのは自信なかったのですが、やはり観光地、見たいものがいっぱいで足のことは忘れる程でした。
奈良県立美術館の前にせんと君がポツリ。
新しく建設された「奈良公園バスターミナル」。
観光バスはほとんど来ないのでガラガラです。
トイレを借りて2階の牛カツが食べられる「勝牛」へ向かうとお店の前に長い行列、諦めて東大寺方面へ。
公園内や歩道を通る人はいっぱい、日常に戻ったかのように見えますが、みんなマスク着用していました。
鹿せんべいを買った人にはすぐ鹿は近づいて来ますが、何も持っていない私たちには知らんぷり。
大勢の通行人にも動じません。
地下道を歩くと、中にも鹿が悠々と渡っていました。
さすが奈良、鹿ファーストです。
でもところどころ鹿のフンが転がっているので、踏んでしまわないよう注意しながら‥
私一人なら立ち寄りたい、奈良国立博物館。
歩きながら次女が「こんなに見るところがあるなら、もっと早起きすれば良かったね」と後悔していました。
ちょうど正倉院展もやっていたので人が多かったのかも。
「平城京 天平行列」とも出会えました。
天平時代を思わせる衣装を着た人たちが綺麗でした。
鹿ものんびり行列を見学です。
東大寺近くのカフェや蕎麦屋さん、お土産屋さんなどが並ぶ「夢風ひろば」でやっとランチが食べられそうです。
さっきの勝牛でビフカツを食べ損ねて口がお肉になっていた息子は、カフェ「金の鹿」のメニュー板の 大和牛がっつりステーキに釘付け。すぐに決まりました。
天気が良かったのでテラス席を選びました。
気持ち良かったのですが、風が少し冷たくてステーキがすぐ冷めて堅くなってしまいました。
若草山も見えて景色は綺麗でしたが。
次女は大和牛のハンバーガー。
食べ終わった頃には、もう般若寺へ行かないと、という時間に。
観光案内所もあるお土産屋さんで、「磨きやすい歯ブラシ」やアマビエが描かれた箱の葛餅、夫が好きな奈良漬け、子供達が食べたいとワサビ葉が挟まれた鮭のお寿司を急いで買って駐車場へ戻りました。
奥村記念館の前のせんと君はマスク姿に。
文化会館の屋根が印象的でした。
都が奈良に遷って天平7年(735年)、聖武天皇が平城京の鬼門を守るため『大般若経』を塔の基壇に収め卒塔婆を建てられたのが寺名の起こりとされる、般若寺。

コスモスはそろそろ終わりかも、と思っていましたが綺麗に咲いていました。
本堂前に色々な花手水が並んでいてインスタ映えを意識しておられるのでしょうか。
本堂でお参りの後、御朱印 秘仏 白凰阿弥陀如来と書き置きの妙吉祥を選びました。
次女はちりめんのコスモスお守りが売り切れで落ち込んでいました。
ここでようやく次女の一番の目的を知り、先に般若寺に行っておけば、と思いました。
(夜には、またいつかリベンジしに行く、と言っていました。)
コスモスの種類も様々。
他の花も控えめながら咲いています。
お茶の花はだいぶ終わっていました。
鎌倉時代の十三重石宝塔は、東西南北に薬師、釈迦、阿弥陀、弥勒の顕教四仏が彫刻されています。
周囲のコスモス畑の中にも四仏が。
国宝の楼門は改修工事を前に門を閉じていました。
周囲の風景をゆっくり楽しみました。
帰り道、信楽のスーパーへ立ち寄り、夕食のおかずや朝のパンなどを買いました。
もうクリスマスの用意の店内に、今年ももう終わろうとしているのを感じました。
夕食後のデザートには葛餅を頂きました。
この記事へのコメント
この時季、こちらの山裾や道なりにも、
コスモスが花盛りですが、
奈良でも綺麗に咲いていますね(^_-)-☆
鹿さんもとっても可愛いです。
昨夜はお立ち寄り頂き、
気持玉、ありがとうございます。
今年の滋賀でもコスモス畑を車窓から見かけることはありましたが、ゆっくり見たのは奈良が初めてでした。
鹿もようやくせんべいが食べられるようになって、人に近づくのが怖くない様子でした。
それは、楽しく充実した日になったことでしょう。
イベントや見所もいっぱいですよね。
ついでにグルメも。
何よりも、奈良のコスモス寺・般若寺。いいですね。
正直、コスモス寺というのは初めて耳にしたような気がします。
本当に種類が豊富で、花手水が粋でお洒落です。
藤原氏や平氏の供養塔の周囲にコスモスなんて、微笑ましいですよ。
更に、帰られて、信楽のたぬきにサンタクロースの衣装。
日本人は本当に多様な文化を受け入れる国だなと思います。
私も少しだけ文化に日に外出しました。
文化の日は昼間暖かくて、全国的にいい天気だったので気持ち良かったですね。
あちこちのお店で長い行列が出来て、普通の休日のようでした。
奈良は久しぶりだったのでテンションが上がりました。
これから寒くなってくるので気をつけてお過ごしください。
正倉院展が目的で毎年連続して、
通い続けた事があります。
今は平城京・天平行列といった催しを
やってるんですね。とても面白そうですが、
天平人がマスク姿なのには驚きました。
これも今の時勢ならではのことでしょう。
般若時のコスモス、本当に素晴らしいと思います。
奈良市街に行くことは初めの予定になかったので、久しぶりに奈良公園を歩いて、もっと早く出発して時間をとったら良かったと思いました。
観光地で人が多い中、みんなマスク着用で日常とは違う景色を感じました。
般若寺とコスモスの風景、とても綺麗でした。
マスク姿の
天平の人たち
案外似合いますね
無門さん、コメントありがとうございます(^_^)
周りがみんなマスク着用していたので、行列の方々のマスク姿は違和感を感じませんでした。
また冬に向かって感染者増加が気になりますね。
>
>こんにちは
>
>マスク姿の
>天平の人たち
>案外似合いますね
観光客と共に戻ってきましたか?
可愛い鹿さん達ですね。
過去最大のコロナ感染拡大とかで、また萎んでしまいそうですが。
天平時代を思わせる時代行列にもマスクがあって、
今年を象徴させる行列です。
幼少期、高さ的に、顔の周りで咲くコスモスが大好きでした。
今は一面に広がるコスモスがいいなと思っています。
花手水に、癒されました。
煎餅が食べられなくなって鹿の行方が心配でしたが、人が戻ってホッとしたのではないでしょうか。
般若寺のコスモスも以前から見たかったので
楽しい時間になりました。
第三波の大きさに、この冬が一番心配ですね。